Event Report

イベントレポート 2023.04.30

“City Nature Challenge2023-Tokyo”観察イベントを開催しました!

“City Nature Challenge2023-Tokyo”観察イベントを開催しました!

4月28日~5月1日の4日間、生き物を見つけてスマホで記録し、見つけた生き物の観察数、同定された種類、参加人数を競い合う“City Nature Challenge 2023“が開催され、今年は世界の46ヵ国、485の都市が参加しました。

4月30日には”City Nature Challenge2023-Tokyo”観察イベントを夢キャンパスで実施。
今年は石川県・大阪府茨木市が初めて参加し、3つの会場をオンラインでつないで観察の様子やデータの共有を行うことができました。

             撮影:園部孝夫氏
大阪会場は立命館大学の学生が参加

まずは、本学小堀洋美特別教授によるCNC(City Nature Challenge)の意義や歴史を含めた講演と石川県、大阪府の会場から参加状況などの報告、その後岸本慧大氏(慶應義塾大学大学院後期博士課程)より調査方法についての説明がありました。
いよいよ実際に生きものを観察するためそれぞれフィールドへ出発!

                撮影:園部孝夫氏
                撮影:園部孝夫氏

観察はスマホのアプリ「iNaturalist」を使用。
種類が分からない植物でもアプリに写真を投稿するとAIが候補を提案してくれるので、楽しく簡単に生物観察ができます!
石川県の会場では家族連れの方がたくさん参加され、子どもたちが観察する姿も見られたとの報告もありました。

       撮影:園部孝夫氏
        撮影:園部孝夫氏

観察後は再び夢キャンパスにて3会場をつなげ、振返りと観察の共有を行います。

            撮影:園部孝夫氏

さて、それぞれの会場ではどんな生き物が観察されたでしょう。
<東京会場>多摩川の河川敷を中心に観察。 アカツメクサなど主に植物の観察が多数。
<石川会場>金沢城公園を中心に観察。   植物が多いが昆虫類の観察も多数。
<大阪会場>立命館大学内を中心に観察。  植物以外にもハチやダンゴ虫などの昆虫類、菌類も観察。

上記は報告の一部ですが、結果を共有してみると外来種の存在やその土地ならではの観察の特徴が見られました。

4月28日~5月1日の4日間でCity Nature Challenge 2023-Tokyoの参加者数は152人(482都市中の121位)、観察数は4,971(94位)、観察された種数は990(104位)でした。
集められたデータの詳細はこちらからご覧いただけます。

また、小堀洋美特別教授が代表を務める(一社)生物多様性アカデミーのサイトでは、石川県や大阪府茨木市の集計の他、世界の参加者数や生物観察数、世界と東京の比較など、興味深い報告がなされていますので、ぜひこちらもご覧ください。

夢キャンスタッフも研究活動に参加することができる貴重なイベントとして、毎年楽しく参加しています。
来年の皆さまのご参加お待ちしております!

たくさんの観察お疲れ様でした!
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2022年7月1日