Event Report
イベントレポート
ぷろぐライクin二子玉川 Vol.2を開催しました
東京都市大学 都市生活学部 西山研究室とAdecco Group Japan、一般社団法人 二子玉川エリアマネジメンツ共催による「プログラミング」×「ハンディキャップ体験」×二子玉川フィールドワークイベントを小学3年生~6年生18名と学生、大人含む計41名が参加しました。
Scratch初心者は早めに集合してレクチャーを受け、オリエンテーション後にチームに分かれて、「①視覚障害者 (疑似) 体験」「②車椅子体験」「③高齢者疑似体験」の3つのハンディキャップを体験しました。
1名がアイマスクを使用して視覚障害者、高齢者の歩行を疑似体験し、もう1名が歩行補助(介護者の体験)の疑似体験をして、歩く難しさや怖さ、点字ブロックへの気づきを体験しました。
アイマスクをした状態で杖と点字ブロックだけを頼りに歩行してみると、点字ブロックが途中でなくなると通路の先がどうなっているのか分からなくなり恐怖を感じました。なぜ、隙間が空いているのだろう。健常者には、分からない、気づかない視点を知り貴重な体感をしました。
マーカーで細い道をつくり、障害物も置いた状態で細い道を車椅子で移動する難しさを体験しました。
段差を中々越えることができなくて、試行錯誤しましたが、後ろ向きで進むと通りやすいとアドバイスをもらいながら、障害物を乗り越えました。勢いで乗り越えようとすると、車椅子の方が怖い思いをする。体験してみないと座っている人の気持ちや押しながら細い道を進む難しさは分かりませんでした。
体の片側に重りを付け、立ち上がることの難しさや歩行の難しさ、さらには、視野が狭く見えにくくなる眼鏡を装着し、耳にもヘッドホンをして聞こえにくい状態での高齢者歩行疑似体験をしました。
片手には杖、もう片方の手で、コーンを拾い集める体験をしましたが、何度も落とし、中々拾うことができません。体も重いし、体の片側もスムーズに動かず、腰を下ろして立ち上がる動作も一苦労です。目も見えにくくて、こんな状態で高齢者の方は普段過ごされていたのだと体感しました。
お次は、4つのポイントを置いて実際に街に出かけました。
見通しが悪い交差点や、交通量が多い、道が狭い、柱が邪魔、通行量が多いなど、歩いてみて感じることをメモしながら、各チームが4つのルートに沿って行動しました。
フィールドワークを終えて、夢キャンパスに戻ってきたら、プログラミング講義です。
街で気づいた課題を解決させるための思考をプログラミング上で経験します。
プログラミング思考を使って、街の課題解決を考えていきます。
いよいよチーム発表!
各チーム、テーマを絞って素直に感じた事、疑問点を発表してくれました。また、一つのチームから「街が改善されないのは、お金がないからでしょうか」という率直な視点もあり、それぞれのチームから、問題クリアに向けた意見を発表し 、子どもたちの純粋な視点が参加者の心に響きました。
また、発表後の感想では、力強く「私が大人になったらこの街を変えます!」 とマイクを持った手で純粋無垢な力強い気持ちを伝えてくれました。 心揺さぶられる感想に感動し、そんな未来が来て欲しいと願った大人がたくさんいたことと思います。未来に進む子どもたちにとって 貴重な体験をするイベントとなりました。
Adecco Group Japanの皆さま、一般社団法人 二子玉川エリアマネジメンツの皆さま、株式会社東急エージェンシーの皆さま、東京都市大学 都市生活学部 西山研究室 西山准教授、学生の皆さま
ありがとうございました。
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