2019.04.28

「City Nature Challenge 2019-TOKYO」イベントが夢キャンパスで開催されました

「City Nature Challenge 2019-TOKYO」イベントが夢キャンパスで開催されました

2019年4月26日~29日の4日間、世界160の都市が参加する国際プロジェクト「City Nature Challenge 2019」が開催され、夢キャンパスでは4月27日・28日の2日間で「City Nature Challenge 2019-TOKYO」イベントを実施しました。

「City Nature Challenge 2019」は動植物の写真を撮影し「iNaturalist」などのアプリに投稿するプロジェクトです。東京を含め多くの都市は「iNaturalist」を利用しました。「iNaturalist」は動植物の写真を投稿するとAIが画像解析により類似の種名を提示し、後日プロジェクトへの参加者とiNaturalist の会員である世界4万人の研究者やナチュラリスト、有志の市民などが種名を同定するアプリです。
投稿した動植物の数、種数、投稿人数などを世界の都市ごとにランキングします。
レポート用

「City Nature Challenge 2019-TOKYO」は個人で参加することも可能ですが、みんなで集い、投稿方法などのレクチャーを受け、調査結果をシェアしよう!というのが夢キャンパスで開催されたこのイベントの目的です。

イベントは「City Nature Challenge 2019-TOKYO」のオーガナイザーである、東京都市大学 小堀洋美特別教授の挨拶からスタート。司会進行やイベントスケジュールの説明は環境学部環境創生学科 咸泳植(はむよんしく)准教授です。
★小堀先生&ハム先生

小堀先生によると「City Nature Challenge」は投稿写真を特定するAIの精度が進んだからこそ実現した、「新しいチャレンジ」なのだそうです。

このイベントには一般のお客さまのほかにも香港のWWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)のOne Planet Earthの活動を行っている院生、学生、若者や、モバイル顕微鏡研究所の方々なども参加されました。
もちろん東京都市大学からもフレッシュな1年生から2年連続参加の頼もしい上級生まで、たくさんの学生が参加しました。
★会場風景まとめ

フィールドに出発する前に、モバイル顕微鏡研究所の方から「モバイル顕微鏡」が各机に1つずつ配られました。モバイル顕微鏡は、スマホに装着すると対象物を10-40倍に拡大して撮影できる優れもの。肉眼では観察しづらい小さな虫やプランクトンなどを、ミクロの単位で撮影できるのだそうです。★モバイル顕微鏡研究所の紹介2

投稿方法などの説明が終わると、夢キャンパスを飛び出してフィールドへGo!
1日目は多摩川河川敷や二子玉川駅周辺の公園へ。2日目は都市大生は「等々力渓谷」「青梅」「中河原」「お台場」などへも足を延ばし、撮影・投稿を行いました。
思いおもいに草むらや河川敷を進み、生き物や草花を探します。基本的には野生の動植物が対象ですが、花壇の花などを撮影した場合は「飼育/栽培」というチェックボックスで区別して投稿します。
フィールドまとめ

写真を投稿するとAIによって種名が掲示されるものもあれば、「不明」と表示されるものもあります。特に植物はフジやサツキなどおなじみの植物のほかに、名前がないものもたくさんあります。実は名前がついている世界の動植物は、全体の14%ほどしかないのだそうです。

草の中をかき分けて奥のほうを観察してみたり、多摩川の水を採取してモバイル顕微鏡で微生物を撮影してみたり、てんとう虫やダンゴ虫といったおなじみの生き物を撮影してみたり・・・。
小堀先生や参加者が見つけた動植物の写真を少しだけ紹介します。
動植物まとめ

写真を投稿する時に観測場所を入力すると、「iNaturalist」のサイト上でマッピングがされます。グリーン=植物/青=動物/オレンジ=昆虫/黒=不明 で色分けされており、マッピングは時間とともに広がっていきます。
イベント参加者以外からの投稿も各所で行われていますが、マッピングの数は二子玉川駅周辺がダントツです。
マップイメージ

午後は夢キャンパスに戻り、調査結果のシェアリングです。
「iNaturalist」に投稿された写真・マッピングの考察や、モバイル顕微鏡を使って撮影された写真の紹介、都市大生から「今日の学び」の発表などが行われました。
★シェアリングまとめ

投稿された観察記録は4月27日の朝の時点では約400件でしたが、4月27日の午後には約1,400件に、4月28日の午後には約2,600件にまで到達。最終的には「City Nature Challenge 2019-TOKYO」全体で約3,900件の観察記録が投稿されました。昨年の最終結果である約2,400件から1.5倍以上も増えたことになります。

「City Nature Challenge 2019-TOKYO」の最終結果はこちらで確認することができます!

夢キャンパスの平成最後のイベントとなった「City Nature Challenge 2019-TOKYO」。初日はあいにくの曇り空でしたが、たくさんの方にご来場いただき、充実した2日間となりました。
「City Nature Challenge 2019」期間終了後も「iNaturalist」への投稿や、参加者、研究者らによる同定作業は引き続き行われ、こうして蓄積された膨大な動植物のデータは貴重な資料として自然科学の研究・発展に役立てられます。

夢キャンパスではこれからも「春の多摩川の水辺の外来植物さがし」など、自然と触れ合い、自然について学べるイベントが随時開催されますので、ぜひチェックしてみてください!

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