Event Report
イベントレポート
東京都市大学付属小学校 夏休み生活展 2017
すでに「恒例になった」と言っても過言ではないでしょう。今年も東京都市大学付属小学校の夏休み生活展が夢キャンパスで開催されました。
夢キャンパスでの開催は今年で3回目となる「夏休み生活展」。夏休み明けに提出された作品のうち、東京都市大学付属小学校内でたくさんの支持を集めて優秀賞・努力賞に選ばれた39作品が夢キャンパスに展示され、9月23日には受賞者発表会が開催されました。
東京都市大学付属小学校の夏休みの自由研究は家族と知恵を出し合い、学び合いながら取り組むところに特徴があります。「こんなことを調べてみたい!」「こんなものをつくってみたい!」そんな小学生の思いを具現化するには、大人のサポートが必要なこともあるでしょう。それは「どこかに連れていく」というような、大人でなければできないことだけではなく、「お料理する姿を見守る(手を出したいけどじっと我慢)」「過程の写真を撮る(小学生本人を入れて撮る=本人以外に撮ってくれた人がいるということ)」のように、蔭に日向にサポートするご家族があってこそ。
「家族で取り組む」からでしょうか、きょうだいで「ちからをあわせて」作り上げた作品も数多く見られました。もちろん、発表もきょうだいで。
入賞者発表会では夢キャンコミュニケーターが講評を述べました。まずは会場で作品をじっくり見て…
単に「すごい!」ではなく、どこがどう良かったのか、丁寧に講評をすすめる夢キャンコミュニケーターのふたり。
彼らも言っていましたが、フィールドワークに出かけたり、データをとったり、それをまとめたりという学びが大学での研究につながっていきます。この夏休みのがんばりが将来の自分の礎になっている、と評価されて小学生も自信を深めたようでした。
夢キャンパスに展示された作品を見ていると、夏休みだけではなく何か月もかけて取り組んだ作品や毎年継続して研究している作品、昨年の研究では明らかにできなかったことを今年はもっと詳しく調べてみました、という作品まで、「粘り強い」作品が増えているように感じました。中にはその取り組みが評価され「第9回東急グループ環境賞 個人部門特別賞」を受賞した作品も!
膝の手術を受けた結果、短期間とはいえ車いすを利用することになり、いろいろな場面で感じた不便・改善点を明らかにした作品。拡大鏡を使っても大好きな新聞が読みづらくなったひいおじいちゃんのために、お年寄りでもラクに字が読めるように工夫したアプリの開発(この作品は独創的なアイディアを持つ小中高生が開発支援を受けられる「未踏ジュニア」に唯一の小学生作品として選出されました)。「困っている人のために何とかしたい」―――その気持ちがより良い未来をつくる原動力です!
どの作品からも「夢」を感じることができた「夏休み生活展」。その全作品を大公開!
都市大っ子の皆さん、来年も夢キャンパスでお会いしましょう!
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