Event Report
イベントレポート
東京都市大学付属小学校 夏休み生活展
東京都市大学付属小学校の夏休みの自由研究は家族と知恵を出し合い、学び合いながら取り組むところに特徴があります。
夏休み明けに提出された2百数十点のうち、東京都市大学付属小学校内でたくさんの支持を集めて優秀賞・努力賞に選ばれた39作品が夢キャンパスに展示され、9月22日には受賞者発表会が開催されました。
小学生の好奇心と感性がつくり出す素晴らしい作品の数々。そのアイディア、着眼点にはただただ脱帽です。
人体のアレコレをカルタにしようとか、近所の商店街のお店をそれぞれ漢字1文字で表して漢字事典にしようとか、大人にはなかなか思いつきません。
自分の住んでいる地域の探検記。近所をじっくり調べたものもあれば、東京都と他県との境界線を追いかけたものも。
自分の好きなものを極めた作品。プログラミングあり、武将あり、かみひこうきあり、映画あり、落語あり、etc.
時間をかけて大きな作品を仕上げたもの。タマ虫(バッタではありません!)に食パンアート、馬に貼り絵に切り絵に染物に校章。
普段の生活の中で「?」と思ったことを解き明かしたもの。ネコの毛と気象の関係、種のとび方、野菜の浮き沈みなどなど。
オリンピックイヤーなので、オリンピックや世界の人々に目を向けた作品も。きょうだいで取り組んだ作品もたくさんありました。
どの作品にもご家族の多大なる協力があふれんばかり。
受賞者発表会では受賞者の皆さんが、緊張しながらも、それぞれが「がんばった点」「苦労した点」などを発表してくれました。
「将来の夢は落語家!」「わからないところはお母さんが大使館に問い合わせのメールをしてくれた」「ふつうの絵の具ではうまくいかず、アクリル絵の具でやっと成功した」「トマトの種を取らなかったら3日でカビがはえた」
受賞者の皆さんが、作品作りを通してたくさんの「生きる力」を得、さらに一回り成長されたことがよくわかる発表でした。
そして、この夏休み生活展を開催するために準備に奔走してくださった都市大付属小学校の先生方にも大きな拍手を。
例えば大きなタマ虫の作品は羽を最初は閉じた状態で展示されていましたが、「これは羽が広がるんですよ」ということで、急遽、支柱を立てて羽を広げることになりました。先生方は「これを作った○○くんのためにはなんとしても支柱は(あまり目立たない)みどり色にしてあげたい!」と夢キャンの限りある材料を上手に使って見事にみどり色の支柱を作り上げ、タマ虫は美しい羽を広げて皆さんにご覧いただけるようになりました。
先生方はきっと受賞云々に関係なく、どの作品にもそれぞれの良さを見出して、それぞれの児童の皆さんの成長ぶりを喜んでいらっしゃるのではないでしょうか。
都市大っ子の皆さん、来年の「夏休み生活展」も楽しみにしています!
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