Event Report

イベントレポート 2020.02.24

夢キャンコミュニケーターが小中高生向けワークショップイベントを開催しました

夢キャンコミュニケーターが小中高生向けワークショップイベントを開催しました

夢キャンパスを拠点に多彩な活動を繰り広げる「夢キャンコミュニケーター」、3連休となった2月22・23・24日にも小中高校生向けのワークショップイベントを開催しました。
折しも新型コロナウイルス感染症予防が高まり始めた時期でもあり、夢キャンコミュニケーターも対策には万全を期して臨みました。入場前に洗面所で石鹸をつけて手洗いとうがいをお願いし、受付に設置のアルコール消毒液で手指を消毒、マスクの着用もお願いしました。そして作業机もお隣との間隔に配慮しました。

初日の2月22日(土)は小学生向けの「都市大生とLet’s 分解~ノートパソコン編」。これまでも何度か開催し、毎回ご好評をいただいています。まずは先生役のコミュニケーターたちから自己紹介と作業の流れの説明、けが防止のため軍手やゴーグル着用のお願いがあり、その後お待ちかねの作業開始です。まず最初に感電しないためにバッテリーを外します。続いてドライバーでネジを外して本体を分解していきます。ネジが回らなくて手こずっても大丈夫!コミュニケーターがさりげなく解決のヒントをくれます。

子どもたちはとても勘どころが良く、次々とパーツを取り出してはミッションシートに並べていきます。このミッションシートはコミュニケーターの手作りで、「ミッション1:キーボードを探せ!」といった具合に紙に指令とパーツのシルエットが描かれています。次は何をすれば良いの~?と指示を待つ時間を減らし、次々と取り出したパーツをシルエットに重ねて置いていくことで、楽しくミッションコンプリートする仕組みです。

全員がパーツを取り出せた頃には、子どもたちもすっかりパソコン通に。コミュニケーターからの「キーボードはどれ?」などの問いかけに、「これーっ!」と各パーツを高々と手に掲げてくれました。コミュニケーターからは各パーツの名称とそれがパソコンの中でどんな役割をしているのか…などの説明があり、最後に普段便利に使っているものがどのようにできているのか、いろんなことに興味をもってね!と締めくくりました。今回ご同伴くださった保護者の皆さんも、開けてビックリ!こんなふうになってたの?と驚かれた様子でした。

続く2月23日(日)も小学生向けのワークショップ『「いえ」の模型をつくろう』です。こちらのワークショップは昨年に続いて2回目の開催で、建築を学ぶコミュニケーターが中心となって企画・運営しました。今日、子どもたちには設計士さんになってもらいます。まずはクライアント(家族)への聞き取り調査から。家族構成は?どんな部屋にしたい?ペットは飼う?等々の希望を聞き取ります。次に聞き取り調査を元に部屋の大きさや数、位置関係、窓やドアの位置などを描いた間取り図を作ります。夢が膨らむ楽しい作業ですね。

続いて間取り図の外壁に合わせてスチレンボードをカット、窓の部分を切りぬき、ボンドで接着して家の枠組みを組み立てます。同様にドアの部分を切りぬいた内壁を接着して部屋を作るとかなり家のイメージが湧いてきます。そこにコミュニケーターが3Dプリンターで手作りしたミニチュアの家具、キッチン、トイレ、浴槽などを配置すると完成です。
製作に熱が入り、完成した模型について発表する時間がなくなる…!というハプニングがありましたが、参加してくれたお友だちは家族の希望をギュッと詰め込んだお家の模型を大切に持ち帰りました。

最終日となる2月24日(月・祝)のプログラミング教室は2部構成となり、午前中は小学生向けの「Let’s enjoy programming! -Scratch編」、午後は中高生向けの「Let’s enjoy programming-Processing編」です。

まずは小学生向けの Scratch編 。
プログラミングと聞くと黒い画面にアルファベットと記号が並んでいて、とても難しそうなイメージがありますが、 Scratch はキャラクターを選択できたり、動かし方をブロックで操作することで子どもでも簡単にプログラミングができます。今回はコミュニケーターお手製のテキストを使って、障害物をジャンプしてよける簡単なゲームを完成することを目標としました。参加してくれたのは7歳~11歳の子どもたち。2020年度からプログラミング教育が小学校で必修化される今、みんな興味深々です。


テキストにはパソコンの画面と解説が大きく載っていて、初心者でも分かりやすい内容となっています。さぁ始めてみましょう!
まずはキャラクターを選んで動きを付けていきます。初心者のお友だちも経験者のお友だちもコミュニケーターのアドバイスを受けるとスイスイ進めていく姿はさすがです。さらにアレンジも加えて、オリジナルゲームの完成です!

最後に完成した作品を保護者の方にお披露目しました。
実際にお子様が作ったゲームで遊んでみると…クリアして喜ぶ姿や、ジャンプのタイミングが難しい!と悔しがる姿も見られ、親子で楽しんでいる様子がみられました。

午後は中高生向けの Processing編 です。
夢キャンパスで中高生向けイベントの開催は珍しく、参加者が集まるか心配されましたが、プログラミング教育の後押しもあってか満員御礼。12歳~16歳の中高生が参加してくれました。
Processingとは、電子アートとビジュアルデザインのためのプログラミング用語で、簡単なコーディングで様々なデジタルアートを作ることができます。
Scratch と違ってこちらは英数字を含めたコードの入力が必要となりますね。


こちらもコミュニケーターが手作りしたテキストを使って作業を進めていきます。
テキストを開くと英語や数字、記号を交えたコードや関数が目につき一見難しそうに見えますが 、Scratch 同様分かり易くシンプルに書かれています。 今回は画面に円を描いてそれをアレンジしていくところから始まり、最終的には波紋を描けるようになることを目指します。さすがは中高生。コミュニケーターが付き切りで教えなくともテキストを見ながらどんどん進めていきます。
予備知識がある参加者は時間内にテキストを終えてしまい、コミュニケーターが急遽テキスト以外のプログラミングを伝授する場面も!小学生とはまた違う雰囲気で、みんな真剣に取り組んでいました。

と、3日間にわたるコミュニケーターイベントを駆け足でご紹介しましたが、いかがでしたか?どれも各コミュニケーターの持ち味を活かしたユニークな取り組みで保護者の方からも「家ではできない体験!」とご好評でした。
本来なら3月下旬に夢キャンパス恒例、「ミニフェス!2020」(子ども向けのワークショップイベント)を開催予定で、コミュニケーターたちは着々と準備を進めていたのですが新型コロナウィルス対策のため延期となってしまいました。

1日も早く新型コロナウィルス感染症が収束し、また夢キャンパスで元気な子どもたちに会えることを願いつつ、レポートを終わりたいと思います。

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2022年7月1日