Event Report

イベントレポート 2018.04.30

City Nature Challenge 2018-Tokyo

City Nature Challenge 2018-Tokyo

City Nature Challenge 2018はカリフォルニア科学アカデミーが開発した専用アプリ”iNaturalist”を使って都市の生き物を調べるプロジェクト。”iNaturalist”には54万人が登録しており、アプリに投稿すると、専門家が種の同定を行い、世界の生き物情報のマップ化と情報共有が行われます。------と、最初聞いたときは「?」でしたが、「きれい!」と思った自分の周りに咲いているお花や、「おもしろ~い」と思った草陰にいる昆虫、たまに見かける小鳥たちなどなどの写真を”iNaturalist”に投稿すると、世界中の”iNaturalist”登録者に写真を見てもらえて、それがどんな名前の持ち主かを専門家に教えてもらえて、情報が蓄積されれば自然科学の発展にも貢献できちゃう!ということらしい。

そこで、このアプリを利用して世界68都市で同時に、各都市の生き物の写真をスマホで撮影し、見つけた生き物の種数、参加人数などを競いあう世界初のイベントが企画され、Tokyoも参加することになりました。期間は4月27日から30日まで。各自でアプリをダウンロードして個人的にイベントに参加してももちろんOKなのですが、せっかくならアプリのダウンロードや必要な情報をレクチャーしてもらって、みんなで河川敷に出かけて、その結果をみんなでシェアした方が楽しいのでは?ということで、夢キャンパスでは4月28日(土)、30日(月・祝)の2回、イベントが開催されました。

例えば、4月28日のタイムスケジュールは以下の通りです。

【タイムスケジュール】

司会:咸泳植(東京都市大学)
10:00~10:05 開会のあいさつ・趣旨説明 ◯小堀洋美(CNC2018Tokyoオーガナイザー/東京都市大学/一般社団法人生物多様性アカデミー)
10:05~10:10 スケジュールの説明◯中西修一(NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク)
10:10~10:25 プログラムについてのレクチャー◯小堀洋美
10:25~11:00 アプリのサイト登録・写真の投稿・調査場所の説明◯中西修一・戸金大(一般社団法人生物多様性アカデミー)
11:00~13:30 グループ毎に調査場所へ移動し、観察・投稿の実施
※適宜、昼食
※昼食後もひきつづき調査を実施
13:30 夢キャンパス集合
13:30~14:30 調査結果のマップ表示と解説◯小堀洋美・Hossein Vahidi (CNC2018Tokyoオーガナイザー/慶応義塾大学)
14:30~14:55 アンケート・ヒアリング
14:55~15:00 閉会のあいさつ ◯浦田充起(東京都市大学・二子玉川夢キャンパス)

まずは夢キャンで説明を聞いて

趣旨説明など

さあ、多摩川河川敷に出かけます!

河川敷

夢キャンに戻って、結果をシェアします。

結果シェア

後日、CNC2018 の本部であるサンフランシスコのCalifornia Academy of ScienceからCity Nature Challenge 2018の集計結果が届きました。 気になる結果は---世界の68の参加都市の中で、Tokyo は観察数36位、種数38位、参加人数は33位でした!

別日、5月13日には「春の多摩川の水辺の外来植物さがし」が開催され、こちらにも子どもから大人までたくさんの方が参加してくださいました。

夢キャンから多摩川河川敷へ、調査に出かけることがトレンドになる日が近いかも?!ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

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2022年7月1日