夢キャンpeopleに参加する

子どもが楽しみながら
学べる場所

NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク
中西 さん

INTERVIEW

[NPO法人せたがや水辺デザインネットワークについて]

1999年に多摩川の河川敷にプレーパークを作ろうと地域の親たちが創設した「砧・多摩川あそび村(きぬたまあそび村)」と、2002年に発足した、地域の子どもたちの自然体験活動の場を提供する「せたがや水辺の楽校」が統合し、昨年2月に東京都から認定を受けNPO法人を設立。それぞれの活動を各事業部として継続するほか、地域と場の関わりについて活動するコミュニティーデザイン事業部を設置、運営している。

夢キャンパスをどのように利用していますか

多摩川流域の水辺の楽校が集まって、一年の活動の発表会を他の地域で開催していたのですが、2015年度は「多摩川子どもシンポジウム in 世田谷」として、夢キャンパスで開催しました。

夢キャンパスを知ったきっかけを教えてください

「多摩川に近い場所で子どもたちの発表会を開催したい」ということで場所探しをしていたところ、
担当の方とお話しする機会があり「都市大との繋がりもあるし、地域に根ざした活動をしているのであれば、ぜひ使って下さい」と言われたのがきっかけで利用することとなりました。

夢キャンパスで開催してよかった点は何ですか

駅に近いのでアクセスも良く、人の賑わいのある場所に子どもたちを集めることが出来ました。多摩川との関わりが深い活動をしている団体の発表会だったので、多摩川が展望できるロケーションがとてもうれしく思いました。
また、イベントに参加した子どもたちも、広々とした空間と多摩川が一望できる夢キャンパスに驚き、「また発表したい、また来たい!」という声が聞けたことです。
さらに、シンポジウムで河川生物・自然環境について基調講演をしていただく都市大の先生もご紹介いただきました。先生とはシンポジウムだけでなく、その後も他の活動についてご指導いただいたり、研究をご一緒させていただく機会もでき、人的ネットワークも広がりました。

中西さんにとって夢キャンパスとは

狭い教室や研修室、大学の講義室などで話をすると子どもたちも萎縮しますが、この夢キャンパスは明るい雰囲気の中で気持ちよく、楽しみながら学んだり発表したりすることができます。
また、豊かな自然が残る多摩川や国分寺崖線のみどりが背景のこの場所は、自然環境や動植物の観察フィールドと室内学習できる場が隣接しているすてきなキャンパスだと思います。

EVENT

イベントレポート

2017年2月26日、日曜日。多摩川について学んでいる地域の小学生が夢キャンパスにぞくぞくと集まって来ました。

今日は子どもたちによる2016年度の自然体験活動の発表会です。

①世田谷区立砧南小学校「水辺のガサガサ」

②世田谷区立二子玉川小学校「愛鳥活動とガサガサ体験」

③世田谷区立城山小学校「川の生き物くらべ」

④狛江水辺の楽校「狛江水辺の楽校の活動報告」

⑤砧南グリーンズ「みんなのみなみ池の活動」「ぼくの自然体験活動発表」

⑥きぬたまあそび村「あそびの中での安全」

⑦喜多見児童館「『宇奈根の渡し』3年間の軌跡」

⑧和光小学校「お魚ポストの研究」

⑨せたがや水辺の楽校「外来魚から多摩川を守る」

たくさんの学校で「ガサガサ」に取り組んでいること、外来種のことを真剣に考える小学生、ライフジャケットの正しい装着方法、「お魚ポスト」の存在などなど、どれも初めて知ることばかりで、とても勉強になりました。多摩川が人をつなぎ、地域をつなぐ、様々な可能性を内包する存在であることがよくわかります。小学生の皆さんの発表も、しっかり準備してきたことがわかる立派な発表でした。

東京都市大学環境学部生の発表

小学生の生き生きとした発表の後は東京都市大学環境学部・咸研究室4年倉持宗次郎さん、齋藤 孝平さんが「多摩川河川 敷(二子玉川)の環境と外来植物の科学的探究」と題して「科学的に調査する」とはどういうことか、何を使って、どんな方法で結論を導き出すのかについて発表しました。「お魚つかまえた!」「アユだと思う」「わーい!やったぁ!」で終わらない、もう一歩先の世界を大学生が示してくれました。

さらに、夢キャンパスで活躍中の夢キャンコミュニケーター・高橋さん、橋本君が「夢キャンパス」「夢キャンコミュニケーター」の紹介をしてくれました。「ここ、夢キャンパスでPCを分解したり、ドローンを飛ばすイベントやりました!」「興味があったら”夢キャンパス”で検索してください!」と夢キャンパスをPR。

探検に出発!

お昼休みのあとはNPO法人せたがや水辺デザインネットワークの中西さんの「科学する」ということはどういうことなのかというお話を聞いてから、いざ、探検に出発!野川ベースへ!お天気も上々、探検日和です。野川ベースで何を見つけたのかな?

東京都市大学特別教授・小堀洋美先生のお話

探検から帰って東京都市大学特別教授・小堀洋美先生が「みんなで調べる多摩川の外来種」と題し、これまでの成果とこれからの展望についてお話してくださいました。

野川ベース探検という「フィールドワーク」に、中西さん、小堀先生のお話という「知識」をプラスして「みんなで多摩川を科学しよう!」を合言葉に、子どもたちはそれぞれ多摩川で何を調べたいか、なぜ調べたいか、調査方法と調べた結果の発表方法について考えます。最初は「外来魚食べてみたーい」「うちで飼ってる●●ちゃん、食べるなんでムリだぁ」と言っていた子どもたち。東京都市大の大学生もアドバイザーとして相談にのってくれました。

みんないっしょに多摩川の探検に出かけたはずなのに、石を調べたい子、砂を調べたい子、藻を調べたい子、魚を解体したい子、さまざまです。河原でカマキリの卵を見つけた子は「カマキリの成長を観察したい!」と発表してくれました。

来年の発表も楽しみにしています!

専門家から「石は虫眼鏡で見るのがいいね」「藻は虫眼鏡より、持って帰って顕微鏡で見る方がきれいな細胞が見えるよ」「砂を調べるのにマグネットを使うというのは面白いね」とアドバイスと励ましの言葉をもらい、子どもたちの各自のテーマと方法がくっきりとしてきました。バラバラにみえるテーマも「石や砂を調べると魚の生態にもつながる」という中西さんの発言に「なるほど!」と納得です。東京都市大学にある高度な資材を利用することも可能かもしれません。子どもたちは良きアドバイザーに恵まれ、多摩川の専門家に育っていくことでしょう。

小学生の皆さん、来年の発表も楽しみにしています!

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