2018.03.30

Let’s分解 ノートパソコン編

Let’s分解 ノートパソコン編

ふだん使っている電化製品の中って、のぞいてみたいと思いませんか?

そんな好奇心にお応えするべく、夢キャンコミュニケーターが春休みを利用して、小学生を対象としたノートパソコンの分解イベントを開催しました。これまでもPC分解のイベントを開催してきましたが、今回はさらにパソコンのリサイクルに関するエキスパートのお話を追加したプログラムにパワーアップ。2020年東京オリンピックのメダルを回収した携帯電話からつくるとか、何かと話題になっているのでこちらも楽しみです。

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まずは安全に作業するために「軍手着用!」「安全眼鏡着用!」を呼びかけます。でも、細かい作業を行うのに軍手とかゴーグルとか、何となく邪魔なんですよね。わかっているけど、外したくなります。そんなときコミュニケーターの面々は「あ、そこ、次にとがったものが出てくるから気をつけて!今のうちに軍手した方がいいよ」「そう、その銀色の板が危ないんだよ」「ネジが飛ぶかもしれないからゴーグルしてからこの部品を外してね」とメリハリをつけて、全体に目を配っていました。

最初にバッテリーを外すのは安全上の理由から。確かに感電したりしたら危ないですからね。

でも、相手は小学生。どれがプラスドライバーでどれがマイナスドライバーなのか、わからない子がいても当然でしょう。もしかしたらネジを回すのも初めてかも。そんな小学生にもわかりやすいように、とコミュニケーターが用意したのはダブル画面(?)仕様。投影する映像の向かって右は事前に用意しておいた分解の手順を説明するスライド。向かって左は「このネジを外してください」と言いながら、実際にその場で外して見せるライブ中継画面。これならたくさんあるネジのうち、どれを外せばいいかよくわかります。

IMG_1316バッテリーの次はメモリーを外します。メモリーを例えると「作業机」。「メモリーが大きければ大きいほど素早く処理を行うことができます。机が広いと素早く作業ができるでしょ」。続いてハードディスクドライブ(HDD)を外します。HDDを例えると「机の引き出し」。このように小学生にもわかるように解説を加えながら次々と分解を進めていきます。参加者の皆さんも真剣!

しんけん

さらにディスプレイを外し、外装も外していきます。ネジがたくさんあるので細やかな作業が要求されるうえに、部品が大きいので力も必要です。「バキバキって無理やりはがしても大丈夫だよ」と言われても…そこで、コミュニケーターや保護者の方の出番です。

大人のヘルプ分解作業を進めながら「ネジを滑(なめ)ちゃったら(=潰しちゃったら)輪ゴムを使うといいよ」「ネジは回す力3、押す力7で」とコツを伝授。さすが、工学部男子!(今回は児童学科の女子もいますけど)。

次はDVDドライブを外します。「先に外せた人はDVDドライブを開けてみよう。普段自分が映画みたりするDVDがどう動いて読まれているのかわかるよ」。コミュニケーターも少し慣れてきて、各自の進捗状況にあわせたアドバイスができるようになってきました。さらにスピーカーを外し、CPUを外します。と、その前に。CPUってどこにあるかわかる?CPUは人間の体に例えるなら「頭脳」。CPU自体は小さいけれど、処理するものが多いのでパソコンのパーツの中でも最も発熱するパーツの一つです。したがってCPUの近くには冷却装置があるはず。というわけで、まずは冷却装置を外してから、改めてCPUを外してみましょう。

これがCPUです!

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冷却装置とCPUまでをはずしたら、とりあえず今回のノートパソコン分解は終了。工具に不慣れな方もそうでない方も、みなさんそれぞれのペースでけがもなく無事に分解を終えることができました!

休憩をはさんでからは、主に産業廃棄物のリサイクル事業を手がけているオーエム通商の方をゲストにお招きして、リサイクルについてのお話をうかがうことができました。プレゼンテーション3

ペットボトルなどといった、わたしたちの生活にも身近なものを入口に、リサイクルや、ごみとして出す際に素材別に分別する作業の重要性についてお話いただきました。正しく分別されず資源として再生されないものは埋め立てるしかなく、燃やしたとしても有害物質が発生します。どちらも環境への悪影響が深刻です。

今回、分解体験したパソコンのパーツは、プリント基板は金、ボディはプラスチック、ハードディスクはアルミニウム、ヒートシンクは鉛、といったように、人の手でしっかり選別すれば99.8%ほどが再利用することができるのだとか。分別した廃棄物が再資源として、身の回りの様々なものに姿を変えて活躍しています。

パソコン内部のパーツに加え、リサイクルについても詳しくなったあとは、みなさんが分解してバラバラになったノートパソコンのパーツ分別タイム。用意した6つのダンボールに、素材ごとに分けて入れていきます。コミュニケーターも箱のとなりにポジションをかまえ、分別のお手伝い。みなさんさすが自分の手で分解しただけあって、パーツひとつひとつをちゃんと理解しているようです。大量の部品がサクサクと分別されていきました。

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最後に、参加者のみなさん、コミュニケーターと、今回ご協力いただいたオーエム通商様、リサイクル千歳台様、みんな揃って記念撮影をして、本日は解散となりました。
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ひとつぶで二度おいしかった今回の「Let’s分解 ノートパソコン編」。今までコミュニケーターが手掛けた「Let’s分解」シリーズは二回ともパソコンだったので、そろそろ別のものを分解してみたいですね。コミュニケーターの新たな企画に期待が高まります!(リクエストも待ってます!)

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