2018.03.04

東京都市大学 小池情報デザイン研究室 2017年度 卒業展覧会#きっかけ

東京都市大学 小池情報デザイン研究室 2017年度 卒業展覧会#きっかけ

小池情報デザイン研究室は東京都市大学メディア情報学部社会メディア学科の研究室。小池研の学生は様々なコミュニティに参加し、その中でものをデザインしたり、情報を可視化することを通して、人と物の関係性について研究しています。

小池情報デザイン研究室 2017年度卒業展覧会のテーマは「#きっかけ」。「#(ハッシュタグ)」には、自分たちの研究に共通している「つながり・つながる」という意味を込めました。

それでは、展覧会マップにしたがって、ぐるっと一周してみましょう。

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4年生は3つの分野に分かれて研究発表を展示しました。

*コミュニティデザイン 

多摩市役所主催「わがまち学習講座」、国立市の民間のものづくり活動拠点「Chika-ba」の2つのコミュニティに参加し、参与観察・受講者へのインタビューを用いて、人・もの・環境の視点で地域コミュニティの在り方を明らかにすることを目指しました。学生の存在が議論をより活発にしたり、情報共有を促す役割を担っている、というのはちょっと嬉しい発見です。

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*ソーシャルロボット 

小池研究室で開発されたソーシャルロボット「マグボット」は人間やコミュニティに合わせて機能やデザインの改良が可能なロボット。マグボットを東京都市大学横浜キャンパス図書館に導入してフィールドワークを行い、今回は人間とロボットの関係性について展示で明らかにしました。

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かわいいコスチュームをまとったマグボット。これは単なる「コスプレ」ではありません。本来モノであったはずの存在が人間らしい振る舞いを見せることをエージェンシー(行為主体性)といい、図書館に導入したマグボットは性質上、エージェンシーを持ちやすいことからユーザー(図書館員)の手によってコスチューム化されたそうです。

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修士研究では「ロボットを使った学習環境のデザイン」と題して、東京都市大学等々力中学校・高等学校での「授業」や「部活動」に参加し「状況的学習」の観点から「テクノロジーと人間が共存する環境での学び」についての展示を行いました。
*パーソナルファブリケーション

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学内のFabCafeの運営と外部FabLabのフィールドワークを通してライトユーザーがモノづくりに関わる過程の中で、人・モノ・道具の関係性がどう変化していくかを観察して明らかにしました。今回は専門的な技術・知識を持たずにモノづくりを行う「ライトユーザー」に焦点を当て、今後のファブリケーション社会においての存在価値について研究しました。

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3年生は情報の可視化をweb上で動的に表現した、インタラクティブインフォグラフィックスの展示を行いました。インフォグラフィックスとは様々な情報を視覚化し、わかりやすく表現したもの。大量の情報が流通する現代、情報と人間の媒介手段として、その重要性は増すばかりです。現3年生がこの成果を生かして、来年どんな卒業研究に仕上げてくるのか楽しみですね!

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小池教授のブース」には 小池先生が趣味で集められたお宝の数々が展示されています。どれも「へぇ!」と感心したり、思わずくすりと笑ってしまうヒネリの効いたお宝でした。

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Fab Cafeはパーソナルファブリケーションを体験できるスペース。3Dプリンタで枠をつくってレジンを流し込み、 レジンに着色したりビーズやラメで装飾してオリジナルのアクセサリーを作ることができます。夢キャンパスでも何度か3Dプリンタをご紹介するイベントを開催していますが、「こんな活用の仕方もあるんだ~」と目から鱗。ぜひ、次回は「夢キャン+小池研」での3Dプリンタ・イベントの企画・開催をご検討いただきたいです!

一般のお客様以外に友人や卒業生、フィールドワークでお世話になった方々、さまざまな立場の方にご来場いただきました。保護者の方に一生懸命自分の卒業研究を説明する姿も見られ、卒業生にとっても保護者の方にとっても、卒業研究がより一層意義あるものになったのではないでしょうか(世のお父さん・お母さんはわが子から卒論の内容を説明してもらえる機会なんてそうそうないですからね)。

来場者の方にご協力いただいたアンケートでも「丁寧で分かりやすい説明」「ニコニコ説明してくれた」「一生懸命”わかってほしい!”オーラが出ていた」と、その解説する姿勢が大変好評でした。

展覧会に来たくださった方それぞれにとって新しい気づきや次なる行動の「きっかけ」になったのではないでしょうか。来年も小池研の卒業展覧会を楽しみにしています。

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