2017.09.10

鉄道写真家 長根広和氏 講演会 ~「列車の音が聞こえてくるような作品」創りを目指して~

鉄道写真家 長根広和氏 講演会 ~「列車の音が聞こえてくるような作品」創りを目指して~

鉄道に興味がない方でも、長根広和氏のお名前を知らなくても、長根氏の撮影した写真は時刻表や駅のポスターなど、日常生活のなかで目にしたことがあるはず。長根氏は1997年卒業の本学鉄研OBでもあり、多忙なスケジュールを調整していただいて今回の講演会が実現しました。

講演では、これまで長根氏が撮影した作品とエピソードが紹介されました。特に目をひいたのは、霧や波、満開の桜、紅葉した木立の間から姿を見せる 列車、太陽光線の反射や透過を利用した写真など数多くの奇跡的ともいえる瞬間を捉えた見事な作品でした。

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鉄道写真は風景写真と異なり、自然現象の変化と一 日数本しか走らない列車を絡めるため、両者のタイミングが一致する瞬間を撮ることが非常に難しく、偶然や奇跡を感じました。しかし、これらの作品は才能や 運で得られるものではなく、とにかく”通う・粘る・耐える”ことの賜物であり努力を怠らないことです、と長根氏。
これまで開催されてきた長根氏の講演会や写真教室では、撮影テクニックや講評が主だったようですが、今回は学生時代のエピソードやこの世界に入る きっかけなど、これまでの講演会では聞くことができない貴重なお話もありました。会場には当時の先生がおいでになっていたり、武蔵工業大学の受験票(若かりし頃の顔写真つき)や当時の成績表を大公開!と楽しいハプニングが満載でした。中学校・高校時代は無遅刻無欠席、同期部員がおらず部の存続さえ危惧された時代に部長・会計・学園祭実行委員長を一挙に務めた当時のご経験が”通う・粘る・耐える”を支えていらっしゃるように感じました。

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終始専門用語を使うことなく、ユーモア交えた軽妙なトークで場を沸かせながらも要所要所を押えた講演で、鉄道ファンのみならずご来場いただいた皆様 に大変好評でした。これからも長根氏の追い求める「鉄道瞬景」との出会いを楽しみにしています。

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